VIPプログラム

11月03日(日) 10:00 - 17:30

[満席] 【スタジオビジット】アーティストの制作現場をめぐるツアー

京都に拠点を置くアーティストのスタジオへ特別にご案内いたします。美術と工芸が分かちがたく結びついて発展してきた京都では、現代においても工芸の文脈を持った美術作家が多く活躍しています。京都市主催のこちらのツアーでは、京都のアート・インスティテューションであるHAPSの監修により、各制作スタジオをバスで巡ります。

※当日の集合場所とスケジュールにつきましては、ご参加の皆様へお知らせいたします。

参加アーティスト:清水宏章、清水六兵衞、中村裕太、福本潮子、森山佐紀

日時:11月3日(日) 10:00–17:30頃(予定)
参加費:無料

主催:京都市
協力:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター

清水宏章

1986年京都生まれ。大阪大学人間科学部卒業後、京都府立陶工高等技術専門校、京都市産業技術研究所にてロクロ技術、釉薬を学び、器とオブジェの制作を行う。ろくろを用いて2層の構造を持った造形を作り、硬い外側と柔らかい内側を持った不思議な生き物を目指して制作する。器は、様々な釉薬を重ねる事で生まれる複雑なテクスチャーを利用して制作している。

八代清水六兵衞

1954年に京都に生まれる。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、ロクロ成形、釉薬を学び、本格的に作陶活動に入る。1983年の朝日陶芸展でグランプリを受賞。その後も土による造形作品を制作、正確にカットした土の板を結合させるタタラ技法で成形し、焼成による“たわみ”を意図的に取り入れることで表現される作品は内部の空間を表現するだけでなく周囲の空間にも存在感を示す。2000年に八代清水六兵衞を襲名し、以後、造形性を持った器にも制作を展開する。

中村裕太

1983年東京生まれ、京都在住。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの研究と制作を行なう。近年の展示に「チョウの軌跡|長谷川三郎のイリュージョン」(京都国立近代美術館、2023年)、「第17回イスタンブール・ビエンナーレ」(バリン・ハン、2022年)、「MAMリサーチ007:走泥社─現代陶芸のはじまりに」(森美術館、2019年)、「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャリッジワークス、2016年)。

中村裕太 ウェブサイト ▶
「ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?」(京都国立近代美術館、2020–2021年)

福本潮子

1945年生まれ、大阪市出身。68年京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)西洋画科卒業。1970年代のパプア・ニューギニア民族美術探査の経験を機に、自らのアイデンティティを問いなおし、二代目龍村平蔵のもとで京都の染織文化を学ぶ。そのなかで藍に出会い作品制作を開始。日本の伝統と独自技法を組み合わせた藍染め作品を、80年代より欧米各地の国際展や個展で発表する機会を得て、国際的に評価を受けている。近年では、手績みの業が凝縮された希少な自然布に着目。時代とともに失われてゆく日本の手仕事にみられる風土や気質を再認識し、それを自らの作品に活かす制作を試みている。2015年、最初期からの活動の集大成として『福本潮子作品集 藍の青』を刊行(赤々舎、第50回造本装幀コンクール「出版文化国際交流会賞」受賞)。近年の個展「福本潮子展 藍の青 2021」(高島屋美術画廊やARTCOURT Gallery)や、2023年に国際芸術センター青森で開催された「発現する布 オセアニアの造形と福本繁樹/福本潮子」などを通じ、古布の作品シリーズの新たな展開を見せている。

《銀河ー1》2023年

森山佐紀

アメリカ生まれ。2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工修了。京都を拠点に活動。
漆の積層を研ぎ出す過程で生まれる独自の模様に、時間と空間の概念を重ね、鑑賞者の記憶に深く働きかける作品を制作する。漆の物質的特性を活かしつつ、個々の記憶や感覚に寄り添い、多層的なイメージを呼び起こす表現を探求している。主な展覧会に、2024年「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」京都国立博物館 明治古都館/京都、2023年「森山佐紀 個展」THE THOUSAND KYOTO/京都、「collection/selection:12」GALLERY CAPTION/岐阜 など。

《selfcounseling #5》
Photo: Takeru Koroda

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